⑥トラブル回避のポイント

老人ホームに関するトラブル事例では「介護職員に関するトラブル」、「介護サービスに関するトラブル」といったものが多く見られます。見学の際に下記の内容をしっかりと聞いておくことが事前にトラブルを避けることにつながります。トラブルの事例は、公正取引委員会や国民センターで入手することができます。

長期入院など途中退去によるトラブル

原 因

老人ホームで病院と同レベルの高度医療サービスを提供することはできません。そのため病気による長期入院を余儀なくされるケースがあります。数ヶ月間入院が続くと、施設側としては利用料が入らないため退去を迫る場合があるのです。

注意点

施設見学の際には何が退去の条件となるか確認するようにしましょう。途中退去の条件は「重要事項説明書」と「契約書」に記載されているのでしっかりと説明を受け理解しておきましょう。

入居一時金のトラブル

原 因

高額な入居一時金を支払ったにも関わらす、入院などを経て医療依存度が高くなると、入居後わずかであっても施設側から退去を迫られることがあります。一時金の返還も微々たるものであるため、トラブルの原因となりやすいのです。

注意点

一時金の償却年数や退去時いくら返ってくるのかあらかじめ確認しておきましょう。こういったトラブルが多いため、近年では入居一時金を廃止しているケースもあります。

必要以上の介護によるトラブル

原 因

施設のスタッフがすべての介護を行ったほうが時間も手間も省け、少人数の職員で流れ作業のように行うことができます。そうすることで施設側としては職員の人件費等も少なくてすみますし、過剰な介護サービスで介護報酬も高くなるためトラブルの原因となります。

注意点

今まで入居者が出来ていたことまで施設スタッフが介護してしまうと、ご本人の体の衰退に繋がってしまいます。入居者に合った介護サービスが提供されているのかあらかじめヒアリングしておきましょう。

実際の請求額がパンフレットと違うことのトラブル

原 因

管理費、食費、上乗せ介護費用、介護保険の負担割合分以外にも、おむつ代、その他日用品、レクリエーション参加料など、利用毎に加算されていく費用もあるため、表記を確認せすに入居を決めてしまったことで生じるトラブルです。

注意点

月額費用に含まれるサービスの内容が施設によって異なる ことを把握しておく必要があります。施設見学の際には、何が現在表示されている費用で、その他何が費用としてかかるのか詳しく聞いておくことが重要です。

契約内容とサービス内容が異なるトラブル

原 因

公表しているスタッフの人数が、実際にはいなかったり、事前に説明を受けていた入浴回数が足りていないといった、契約違反が原因でトラブルになります。

注意点

これは事前に話を聞いても明確にすることはできません。体験入居等を利用して、施設長やスタッフ資質、経営体質等をチェックすることが重要です。またこういったトラブルは確たる証拠があれば弁護土を通して施設側と戦うことも可能です。

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